この記事では、プログラミングで挫折するポイントと対策を書きました。
勉強していて行き詰るとツライですよね。
私も挫折したときがありました。
何が原因で上手くできないのかさっぱり分からず大変でした。
でも、挫折しそうなときって成長出来るときです。
もしもあきらめてしまったら、せっかく成長出来るチャンスが来ているのに、あまりにももったいないです。
そうは言っても、どうすればつまずかずにプログラミング学習できるんだ!?って思いますよね。
- みんな何が理由で挫折したのか
- 理由に合った対策は何か
それぞれ対策を書きました。
分かってしまえば挫折は怖くありません。
目次(リンク)
9割が挫折する主な原因
プログラミングスクールのSAMURAI ENGINEERさんが、プログラミング学習経験のある240名にアンケートを行っています。
回答では、つまずいたり挫折した経験のある人は87.5%もありました。
内訳を見ると、ほとんどが次の6つとなっています。
- 分からないところを教えてくれる人がいない
- エラーの対処ができない
- モチベーションがなくなった
- どこまで勉強すればいいか分からない、ゴールが見えない
- プログラミングの環境構築でつまずいた
- 勉強する時間がない
一つひとつに対策があるので解説していきますね。
分からないところを教えてくれる人がいない
相談できる人がいるかどうかで、挫折率はかなり変わってきます。
プログラミング学習を始めたとき、最初は分からないことだらけだと思います。
当然、Google検索して答えを探そうとしたでしょう。
でも調べ方が分からなかったり、全然答えにたどり着けないこともあるはずです。
自分では乗り越えられない壁に当たったとき、挫折してしまっても仕方ありません。
どうやったら解決できるのか、やり方を教えてくれる人の存在が必要です。
オンラインサロンに入って相談する
知り合いにプログラマーがいたら相談しやすいですが、身近にそんな人いないですよね。
そこで、オンラインサロンというコミュニティを使います。
Web系エンジニアを目指すなら、雑食系エンジニアサロン、
ブロガーやビジネス系YouTuberで活躍されている、マナブさんのコミュニティ「codebegin」など。
マナブさんのところは、2021年3月現在募集を停止しているようです。
再開されるといいですね。
ここで、1点注意があります。
他にも検索すればいろんなオンラインサロンが見つかりますが、もしもサロンの月額以外のお金が発生する場合は詐欺に巻き込まれる可能性があります。
参加の際は自己責任でお願いしますね。
プログラミングスクールに通う
プログラミングスクール、これが一番の解決策でしょう。
マンツーマンで教えてくれるところもありますが、その分高くなってしまいます。
私のおススメは、自分で問題を解決していける力を身につけられるテックジムです。
最初から全部手取り足取り教えてもらうわけではありません。
まずは自分で解決するよう取り組んで、実務でも通用する問題解決のスキルを身に付けていくことになります。
数分調べて、どうしても自分で解決できないときは、現役のプログラマーに質問です。
エラーの対処ができない、解決する手順を知らない
素人でもプロでもエラーは出ます。
でも最初は、どこに原因があるのか、どうやったら解決できるのか分からないですよね。
仕事でプログラミングするときにも、よくエラーメッセージは出ます。
必要なのは、原因の見つけ方と直し方を知ることです。
エラーは出るもの、対処する手順も決まっている
エラーの原因は必ずどこかに潜んでいて、次の手順で解決します。
- エラーメッセージを確認する
- ソースコードの中で、エラーになっている行を見つける
- ステップ実行などで、エラーの原因を作っている箇所を突き止める
- ソースコードを直す
- テストする
詳しくは別の記事で解説したいと思います。
マイナーな言語でなければ、エラーメッセージをそのままGoogle検索すれば答えやヒントが見つかるでしょう。
モチベーションがなくなった、ゴールが見えない
モチベーションが維持できないってどんな状態でしょうか。
「頑張ろう!」と思える心の燃料が足りなくなっていると言えるでしょう。
また、プログラミングは分かってしまえば意外とシンプルなものですが、そこに行きつくまでに覚えることはたくさんあります。
「これってどこまで勉強すればいいんだ!?」と思ってしまうと、だんだん萎えてくるかもしれませんね。
ゴールのないマラソンを走り続けていては、さすがに無理があります。
でも大丈夫!
どこまで走るのか、だれと走るのか、決めてしまえばいいだけです。
頑張らない、楽しむ
そもそも、頑張る力だけでやろうとするから挫折するんです。
「頑張る」ってなかなか持続の難しい力です。
徹夜や試験など、瞬発力の必要なときのためにとっておきましょう。
プログラミング学習を続ける秘訣は、楽しむことです。
まずは簡単なモノから、ゲームなど何か動く目に見えるものを作るのも対策の1つ。
小さな達成感が楽しさになって、もっとやりたいという気持ちに繋がります。
また、エラーが出たら成長するチャンスです。
「ちょうど今、プログラミングのスキルが身に付くときだ!ラッキー!!」と思って楽しみましょう。
目標と目的を決めておく
ゴールが見えなくて、永遠に走るように思えてしまうと萎えますよね。
「そもそも、何で走ってたんだ?」となってしまいます。
まずは目的を決めることです。
例えば、
- 年収1000万円稼ぐ
- 転職して給料を増やす
- 就職する
- 趣味で何かWebサービスを作る
何でも良いですが、自分にとって思い浮かべただけでワクワクすることを選ぶのが秘訣です。
自分専用の目的にしましょう。
次は目標です。
プログラミング学習に必要な時間は400~600時間と言われています。
1年間で600時間やろうと思ったら、1ヵ月で50時間、週6ペースで1日2時間。
「1ヵ月50時間プログラミング学習する、1日2時間やる」のように決めると良いでしょう。
半年でやるならその2倍です。
ちなみに、1年間も毎日2時間なんてムリ!と言う方は、200時間で済む方法が向いています。
200時間で実務で困らないスキルが身に付く、テックジムのレビューを見る
目標にするのは、自分でコントロールできる数字にするのがコツです。
「1カ月で〇〇出来るようになる」のようにしてしまうと、人それぞれ理解力に差があって全然達成できず、新たな挫折の原因になりかねません。
一緒に勉強する仲間を見つける、コミュニティーに参加する
自分1人じゃない。
一緒に勉強する人が誰かいる環境ってとても大きいです。
「今日もみんなやってるなぁ!」となれば、自然と自分もやる気になれます。
オンラインサロンに参加したり、コミュニティのあるプログラミングスクールに通うと、一緒にプログラミングを学ぶ人とつながれます。
オンラインサロンなら、先ほど紹介したWeb系エンジニアになりたい人向けの、雑食系エンジニアサロン。
プログラミングスクールなら、テックジムなどコミュニティのあるところを選ぶと良いでしょう。
プログラミングの環境構築でつまずいた
開発環境を整えるのを環境構築とよく言います。
プログラミング言語やソースコードを書くエディタなどによって、「環境構築」という最初の準備が全然違います。
たまたま見ていた参考書が古すぎたり細かく説明を書いていなかったりして、必要な情報が足りないかもしれません。
「Python 環境構築 手順」のような、言語+環境構築のキーワードで検索すれば、必要な情報が見つかるでしょう。
また、環境構築の不要なところで学習するという手段もあります。
環境構築不要なツールを使う
Pythonであれば、Googleドライブ上で使える「Colaboratory」という開発環境があります。
ファイルの保存もプログラムの実行も、全部ブラウザ上です。
もちろんITエンジニアであれば、環境構築スキルを身につけておいた方が良いに決まっています。
ですが、それで挫折するくらいなら、後回しにしてしまいましょう。
他にも、オンライン上で自分が学びたいプログラミング言語の課題を解いて学習するサービスもあります。
初心者〜中級者向けのプログラミング学習サービス「paiza(パイザ)ラーニング」です。
これなら環境構築で挫折することは、まずないでしょう。
勉強する時間がない
やろうと思ったのに、全然時間がないという場合もあります。
もしも毎日深夜0時まで残業するような生活なら、まったく時間を確保できないでしょう。
ですがそこまで忙しすぎるわけじゃないですよね。
1日の中でテレビやYouTubeを見る時間、ゲームする時間があるかもしれません。
勉強するスケジュールを入れてしまう
まずは1日の中で、何に何時間使っているのか書き出してみるとよいです。
意外と「この時間、何やってたんだっけ」というところが出てくると思います。
そしたら、あとはGoogleカレンダーなどに勉強するスケジュールを入れてしまいましょう!
スマホの通知で、「これからプログラミング学習の時間ですよ」と教えてくれます。
やるぞと決めていて、リマインドの通知も来れば、あとは勉強するだけです。
まとめ:頑張らないで楽しくやる、一緒に勉強する人を見つける
苦しいものは誰だってなかなか続きません。
しんどいモノは頑張らないとやっていけませんが、もしも楽しかったらもっと取り組みたくなるわけです。
課題に直面したとき、エラーでつまづいたとき、「今成長するチャンスだ!!」と思って楽しみましょう。
また、1人でやるより一緒に勉強する人がいると、意外と続けやすくなります。
オンラインサロンや、月額制でコミュニティもあるプログラミングスクールで見つけてみるのが良いでしょう。